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中部大学の塩津裕康さんが小中学校へ書籍を寄贈

印刷用ページを表示する掲載日:2024年4月23日更新

4月22日(月) 市役所

中部大学生命健康科学部作業療法学科の講師で作業療法士の塩津裕康さんが市役所を訪れ、ご自身の著書『子どもと作戦会議 CO-OP(コアップ)アプローチ入門』を市内の小中学校8校へ3冊ずつ、市教育委員会へ2冊の計26冊、寄贈されました。

CO-OP(コアップ)とは、子ども自身が学びたいと考える学習目標を自分自身で選び、仲間や大人の手助けを借りがらも子ども自身が主体となって解決法=作戦を発見し、前向きに実践することで「できる」ようになるといった、子どもを中心とした問題解決アプローチのこと。同書は、この手法について分かりやすく解説したものです。

飛騨市ではNPO法人はびりす、各小中学校、塩津さんらが協働して「CO-OPアプローチ」による取り組みを市内の各学校で進めており、今回はこの書籍を通して各校の先生方に取り組みについての理解を深めてもらい、さらに実践を進めていただこうと寄贈されたそうです。

塩津さんは「CO-OPアプローチを学校で実際にやっていくのは、日本ではまだ前例がないこと。先駆的に、快く受け入れていただき、学校の中でCO-OPアプローチを活用する機会をいただいていることに感謝します」とあいさつしました。

自身もCO-OPアプローチで縄跳び二重跳び30回に挑戦し、目標を達成したという下出尚弘教育長は「子どもの目標を最優先に、子どもが選んだ目標から始まるという点がとても大切で、子どもたちがワクワクしながら取り組む原動力になっています」「寄贈していただいた書籍は、今後各学校で活用して『CO-OP』の取り組みを推進していきたい」などと話し、謝辞を述べました。

塩津さんは「同じ目標であっても、児童生徒さんそれぞれに違う『作戦』があり、それぞれのユニークさだったり、それぞれが唯一無二の存在であることを、実践を通して一人ひとりが認識できたら。お互いが認め合うといった文化や価値観が根付いていくと、一人ひとりの成長にも寄与できるのではと思います。学校での経験が、児童生徒さんたちの人生に少しでも寄与できたら」と、今後の取り組みの成果に期待していました。

中部大学の塩津裕康さんが小中学校へ書籍を寄贈

中部大学塩津さん小中学校へ書籍を寄贈

中部大学の塩津さんが書籍を寄贈する様子(1)

中部大学塩津さん小中学校へ書籍を寄贈

中部大学の塩津さんが書籍を寄贈する様子(2)

中部大学塩津さん小中学校へ書籍を寄贈

中部大学の塩津さんが書籍を寄贈する様子(3)

中部大学塩津さん小中学校へ書籍を寄贈

中部大学の塩津さんが書籍を寄贈する様子(4)

中部大学塩津さん小中学校へ書籍を寄贈