ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 広報ひだ > 薬草に親しんでいただく特別企画が開催されました

薬草に親しんでいただく特別企画が開催されました

印刷用ページを表示する掲載日:2024年3月4日更新

2月25日(日曜日)喫茶いこいの家(古川町)

市民にシリーズで親しんでいただいている薬草事業です。2月は「ヨモギの日」としてヨモギにスポットを当てました。ヨモギを加えたうどん打ちとお灸(きゅう)の体験です。ヨモギは薬草やお灸の材料として古来用いられ、中国明代の本草学研究書「本草綱目」にも紹介されています。

この日は鍼灸師として活動する橋本智絵さん(郡上市)と片桐孝泰さん(関市)、うどん打ちは憩いの家職員が講師を務め、市内外から12名の主婦らが参加しました。

お灸体験では市障がい者自立支援施設「憩いの家」の利用者が栽培し、乾燥させたヨモギの葉をすり鉢で擦って粉にし、この後、円錐形をした指先ほどの艾(もぐさ)を作りました。艾は擦った時に出る、たくさんの繊毛を使って作ります。

講師は「葉の粉が多いとお灸が熱くなり過ぎるので、気を付けて。繊毛が多いと、艾はフワッとやわらかく燃えます。症状が重い人は熱を芯まで届ける必要があるため、粉を多めに加えることがあります」などと指導。

続いて、清水口富美恵さんら憩いの家職員の指導で「よもぎうどん」を調理しました。うどん打ちは繊毛を取り除いたヨモギの粉と薄力粉を手こね鉢で練って作ります。

清水口さんは「粉を練る時は水を10回くらいに分けて注ぎ、ダマができないように」などとアドバイス。試食会では冷たいざると釜揚げうどんの2種類を味わい、口の中に広がるヨモギの香りとツルツルした食感を楽しみました。

締めくくりは実際にお灸を体験。参加者は手の経穴(けいけつ)というツボに、熱がじんわり効くように輪切りにしたショウガを乗せ、その上に艾を置いて5分ほどお灸をしてもらっていました。

高山市から参加した松下亜希子さんは「お灸は初めて。事務仕事でパソコンをよく使うので、肩や首の辺りがパンパン。お灸は熱が手から肩へと伝わり、ぽかぽかして不思議な感じ。気持ちいいです。うどんはとてもおいしくいただきました。今晩はざると釜揚げどちらも作って、主人といただきます」。

また、古川町の佐藤裕介さんはお灸を腰にしてもらい「温かく、いつまでも熱が持続して気持ちいい。よもぎは家の周りにたくさんあるので、これからもいろいろ学んで活用したいと思います」と話していました。

「ヨモギの日」の様子(1)

「ヨモギの日」の様子

「ヨモギの日」の様子(2)

「ヨモギの日」の様子

「ヨモギの日」の様子(3)

「ヨモギの日」の様子

「ヨモギの日」の様子(4)

「ヨモギの日」の様子

「ヨモギの日」の様子(5)

「ヨモギの日」の様子

「ヨモギの日」の様子(6)

「ヨモギの日」の様子

「ヨモギの日」うどん打ちの様子(1)

「ヨモギの日」の様子

「ヨモギの日」うどん打ちの様子(2)

「ヨモギの日」の様子

「ヨモギの日」お灸体験の様子(1)

「ヨモギの日」の様子

「ヨモギの日」お灸体験の様子(2)

「ヨモギの日」の様子

「ヨモギの日」うどん試食の様子(1)

「ヨモギの日」の様子

「ヨモギの日」うどん試食の様子(2)

「ヨモギの日」の様子