ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 広報ひだ > それぞれの目線で木を愛でる「眺木展」の解説ツアーを開催

それぞれの目線で木を愛でる「眺木展」の解説ツアーを開催

印刷用ページを表示する掲載日:2023年5月8日更新

5月6日(土曜日)円光寺

5月6日から21日までの期間中、土・日曜日に開催されている「眺木展2023」(眺木展実行委員会主催)の一環として、出展作品を解説する「眺木展解説ツアー」が6日、会場となっている古川町殿町の円光寺本堂縁側で行われました。

眺木とは、希少価値の高い銘木や専門家が選んだ良材ではなく、どこか目を奪われるような魅力のある木であったり、そうした木々を見る人それぞれが独自の考えや思いをもって眺め、自由に楽しむことなどを指す造語だそうです。

そうした思いのこもった木々を一堂に集め、参加者同士が交流しながら、さまざまな魅力をもつ木への理解を深めるため「眺木展」が開かれています。今回は飛騨地域を中心に、遠くは北海道や香川県などから39人の作品41点が出展されました。

6日には、出展された「眺木」作品について1つひとつ見学しながら、素材を入手した経緯や思い出、作品に抱いている思い、見どころなど出展者の話を聞く「眺木展解説ツアー」が行われ、約20人が参加しました。

出展数が増えた今回は「造形」「侵食」「宇宙」「見立て」など8つのテーマごとにジャンルを分けて展示。流木や木の根などのそのままの良さを伝える作品や、製材や家具製作の過程で出る端材などを有効活用して制作したアート作品などもありました。ツアーでは、実行委員会のメンバーである横沢広朗さんが進行役を務めながら作品の詳しい解説をしたり、出展者が自ら作品が生まれた経緯や思い入れなどを語りました。

今回、初めて「眺木展」を訪れたという可児市の鷲見純浩さんは「それぞれの木に対する思い、木の見せ方やとらえ方がさまざまで、多角的な見方が面白いと思いました。自分も木で身近な小物を作ったりしているので、作品づくりのヒントになれば。このイベントを続けていけば、もっと面白いものが出てきそう」と期待していました。

横沢さんは「木材の産業的な活用を離れ、それ以外の向き合い方を紹介しています。木に関する専門的な知見や技能がなくても、展示を見ていただくことで、木への関心や愛着を持っていただける場になれば」などと話していました。また、実行委員会の代表を務める及川幹さんは「地域の方にとって林業や木材など産業の話は難しく分かりづらいものですが、『眺める』というのは誰でもできること。主観で楽しむ目線が、木の魅力を一番分かりやすく知ってもらえると思うので、展示を通して、いろんな人の目線で自由に木を楽しむことを感じてほしいです」などと話していました。

今後、13日(土曜日)〜14日(日曜日)の10時00分~16時00分には木のこぶや枝に関連した各種ゲームやワークショップなどのイベント「コブ縁日」を同時開催。20日(土曜日)〜21日(日曜日)の10時00分~16時00分に展示を行った後、21日(日曜日) 14時00分からはクロージングイベントが行われる予定です。

 

会場の様子(1)

会場の様子(1)

 

会場の様子(2)

会場の様子(2)

 

会場の様子(3)

会場の様子(3)

 

会場の様子(4)

会場の様子(4)

 

会場の様子(5)

会場の様子(5)

 

会場の様子(6)

会場の様子(6)

 

会場の様子(7)

会場の様子(7)

 

会場の様子(8)

会場の様子(8)

 

会場の様子(9)

会場の様子(9)

 

会場の様子(10)

会場の様子(10)

 

会場の様子(11)

会場の様子(12)