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彫刻家・中垣克久さんのワークショップが開かれました

印刷用ページを表示する掲載日:2023年8月10日更新

​8月3日(木曜日)~6日(日曜日) 古川郷土民芸会館

飛騨市美術館の庭園に展示している作品でなじみ深い飛騨出身の中垣さん(東京都在住)は名誉館長を務め、飛騨市との縁も深い。
教室には飛騨、高山両市から初心者を含め12人が参加。石こうを使った頭像や野菜などの立体作品を4日かけて完成させました。
作品は、思い思いのモチーフを粘土で作った後、石こうで覆い、型をつくって制作しました。中垣さんは「彫刻は、命の輝きを形にしてください。ポイントはこの一言に尽きます」と教えました。

女の子の頭像を作った吉城高美術部の指導員・久世雅美さんは「人のがい骨を思い浮かべると生き生きとした作品になります」とコツを指導してもらい、後頭部は球のように丸く、目は眼球やまぶたの窪みまで再現。久世さんは「とてもリアルで、表情豊かな作品に生まれ変わりました」と満足した様子。

また、古川町のRyuboku art作家・山本幸男さんは唯一、石こうを直付けする技法にチャレンジ。山本さんは希薄になりがちな「愛情」にスポットを当て、鳥を優しく包み込む手のひらにも、花びらにも見える造形を、薄くて繊細に仕上げ、『玉響(たまゆら)』と名付けました。

完成すると、参加者は「溶かした石こうが薄かったせいか、型がポロポロ欠けてしまい、うまくいきませんでした」「流した石こうを割り、作品が現れた時はとてもうれしかったです」などと、一人ひとり作品の意図や制作の苦労を発表しました。
中垣さんは「どの作品も情熱にあふれています。乾いたらとの粉などで色付けすると、傷跡なども面白く浮かび上がり、美しさのひとつの表現になります」と話しました。

中垣さんは日展や新制作展など受賞は数多く、第1回ロダン大賞展では『山上のソロ』でロダン大賞を受賞しています。なお、今回の教室に合わせて中垣さんは粘土や粘土槽、塑像台、彫刻の道具などを寄贈されました。

 

ワーショップの様子(1)

ワークショップの様子(1)

 

ワークショップの様子(2)

ワークショップの様子(2)

 

ワークショップの様子(3)

ワークショップの様子(3)

 

ワークショップの様子(4)

ワークショップの様子(4)

 

ワークショップの様子(5)

ワークショップの様子(5)

 

ワークショップの様子(6)

ワークショップの様子(6)

 

ワークショップの様子(7)

ワークショップの様子(7)

 

ワークショップの様子(8)

ワークショップの様子(8)

 

ワークショップの様子(9)

ワークショップの様子(10)

 

ワークショップの様子(10)

ワークショップの様子(10)

 

ワークショップの様子(11)

ワークショップの様子(11)

 

ワークショップの様子(12)

ワークショップの様子(12)

 

ワークショップの様子(13)

ワークショップの様子(13)