7月30日(日曜日)宮川町桑野周辺
「飛騨清流みやがわ鮎」の知名度向上と地域振興を目的に始まったこの鮎釣り大会も今年で6回目を迎え、県内外から67人の太公望が訪れ、腕を競いました。
大会は新中沢上橋~新旭橋間(2月3日キロ)で行われ、朝7時半から3時間の釣果で競いました。優勝したのは中津川市の三好仙辰さん(48)で、32匹釣り、一昨年に続きV2を達成しました。2位は長野県諏訪市の加藤光一さんで26匹、3位は岐阜県白川村の石田翼さんで21匹でした。
競技に先立ち、宮川下流漁協の森下真次組合長は「宮川の鮎は地域ブランド「飛騨清流みやがわ鮎」として人気を集め、今季も天然中心に元気のいい鮎を放流しました。組合では日本一の鮎釣り大会をめざして釣り場の環境づくりに努めているので、ご協力よろしくお願いします」とあいさつ。
この後、参加者はおとり鮎を手にそれぞれ目指すポイントへ。猛暑続きで、この日も朝から気温はうなぎ登りでしたが、宮川下流はダムの放水や夕立で水量に関しては比較的安定し、他の河川と比べるとコンディションは良好です。
三好さんは新旭橋上流の浅い瀬に的を絞って竿を出しました。しばらくアタリがなかったそうですが、9時過ぎに17、8センチの野アユをキープし、その後は20~22cmクラスを中心にコンスタントに数を伸ばしました。
また、この日は視覚障がい者の吉田大基さん(金沢市・29)が父親の亮介さん(59)と一緒に参戦。大基さんは父親譲りの釣り好きで、小学生の頃は海釣りに出掛け、鮎は父親のサポートを受けながら高校生の頃から楽しんでいるそうです。この日もおとり鮎の誘導など、父親のアドバイスを受けながら竿を操っていました。釣果は5匹で、特別賞が贈られました。