7月13日(木曜日)河合子育て支援センター
市内未就園児の親子連れが利用する河合宮川乳幼児学級で、ヨモギやクロモジなど市内に自生する野草を用いたバスソルト作りを楽しみました。
これは、野草の知識や薬草の効能に関心を持ってもらう目的で、親子連れら10組21人が参加しました。講師は元保育士で上級薬草コンシェルジュ・萬香織さん(神岡町)です。バスソルト作りに先立ち、薬草の効能などのお話を聞いたり、野草茶を参加者全員で味わいました。
萬さんは「市内は90%が森です。広葉樹が多く、腐葉土に恵まれています。そのお陰で245種類もの薬草が自生し、食品や草木染め、化粧品などに利用されています」などと話し、事前に採取したヨモギやタンポポ、クズ、メナモミなどが入った野草茶を参加者全員で楽しみました。
バスソルトはピンク色のヒマラヤ産岩塩と、6種の乾燥させた野草を使って作ります。参加した親子は彩りや香りなどそれぞれお気に入りの野草を選び、ガラス瓶いっぱいに入れて作りました。
萬さんは「クロモジはさわやかな香りでリラックスし、クリは湿しんやあせもに効くと言われます。キハダは黄色い色になります」などとそれぞれの効能を説明した後、「適量を小袋に入れてもみもみして使いますが、煮出して使うとより効果的です」などと話しました。
参加者は「欲張って6種類の野草全部入れました。さっそく使って試してみたい」「薬草はたくさん見られますが、ハードルが高くて手を出しづらかった。もっと勉強していろいろ利用したいと思います」などと笑顔を見せていました。
萬さんは「薬草はさまざまな効能があり、天ぷらにしたり、アロマや温浴、草木染めなどにして楽しめます。身近な所でいっぱい採れますので、是非試してみてください」と話していました。