7月5日(水曜日)河合町稲越
豪雪を逆手にとって商品化した「飛騨かわい雪中酒」の出荷作業が行われました。雪とは無縁の都市部の人たちを中心に人気を呼ぶ雪中酒も、今年から「純米吟醸酒」にリニューアルし、より魅力が増しました。
この日は900トンの雪を使い、町内2か所の雪室で3月から保管、熟成した約1200本を、販売元の(株)飛騨ゆいと製造元の(有)渡辺酒造店などから約30人が訪れ、作業に汗を流しました。
作業は雪室の傍らに設けた仮設テントの中で行われました。びん詰めした雪中酒と、雪室の中で生長を遅らせた桃の枝を雪と一緒に箱詰めするもので、皆、手際よく作業を進めていました。
作業は7月19日まで続けられ、約4000本が出荷されます。(株)飛騨ゆいの中畑広一社長は「今年は雪不足のため、早くから準備に取り掛かったので出来は上々。今年は純米吟醸酒を仕込みましたので、米のコクが一段とアップし、よりまろやかでふくよかな味わいが楽しめます。“ふるさと河合”を思い浮かべていただきながら暑い夏を乗り切ってほしいと思います」と話しています。
購入に関する問い合わせは飛騨かわいやまさち工房0577-65-2656へ。https://yamasati.com/shop/