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NPO法人神岡・町づくりネットワーク設立20周年記念講演会が開かれました

印刷用ページを表示する掲載日:2022年8月2日更新

7月29日(金曜日)神岡町公民館​​

「レールマウンテンバイクGattanGo!!」を運営するNPO法人神岡・町づくりネットワーク(鈴木進悟理事長)が7月29日、神岡町公民館で「設立20周年記念講演会~産業遺産の魅力発信と地域観光の活性化」を開催しました。

産業遺産として全国に残るトンネルめぐりをライフワークとし、総務省の地域力創造アドバイザーなど観光アドバイザーとしても活躍する花田欣也さんを講師に迎え、新たなインフラツーリズムの形となった「トンネルツーリズム」と、その先駆けとなったレールマウンテンバイクの魅力や課題などを話しました。

花田さんはコロナ禍にもかかわらず利用者が堅調に伸び続けるレールマウンテンバイクについて、廃線となった神岡鉄道のトンネルや橋梁は観光利活用の模範的な事例であり、周囲の大自然と融合したコンテンツの魅力度の高さを絶賛していました。

全国には三重県四日市市の工場夜景ツアーなどさまざまなインフラツーリズムがありますが、鉱山輸送の廃線跡とトンネルを生かしたレールマウンテンバイクはまだまだ新たな魅力を開拓できるそうです。その一例として、花田さんはレールマウンテンバイクなどで通れるようになれば日本一長い鉄道廃線トンネルとなる「割石トンネル」を利用した新ルートの開拓を提案されました。

また、新たな商品開発には廃線やトンネルがレールマウンテンバイクを生み出したように、地域の人々による気付きがカギを握り、特に中山間地域では「今、あるものを生かす」という発想や工夫が必要だと話しました。このほか観光振興や交流人口の増加には地元ガイドによる磨き上げ、例えばレールマウンテンバイクを楽しむ観光客には神岡鉄道に関する建設の労苦や他のトンネルとの違い、豪雪から住民を守ってきた町の歴史などさまざまな付加価値を紹介することができると言います。

また、グルメや土産物など消費につながる動線をつくり、モニターツアーや「期間限定」というプレミアム感のある試みも提案していました。

 

講演会の様子(1)

 講演会の様子

講演会の様子(2)

講演会の様子

講演会の様子(3)

講演会の様子

講演会の様子(4)

講演会の様子

講演会の様子(5)

講演会の様子