2月24日(土曜日)神岡町市街地
「第67回飛騨神岡初金毘羅宵祭」が神岡町市街地で開かれました。
この祭りは、商売繁盛や家内安全を祈願し、金毘羅様へのお札を先頭に掲げ、神岡江戸木遣保存会と飛騨神岡手古舞をはじめ、地元企業や各種団体などそれぞれの社中が工夫を凝らした手作りの神輿や創作山車を曳いて神岡の町を練り歩き、金毘羅堂のある洞雲寺を目指すもの。道中では、各社中などによるパフォーマンスや、お菓子などを見物客へふるまう「まきもの」も行われ、冬の神岡町ににぎわいをもたらします。
目的地である洞雲寺では日中、だるま供養が行われ、家族連れや観光客など大勢が訪問。山と積まれただるまに火がつけられると、手を合わせたり写真を撮ったりしていました。近隣の大坪酒造店では、酒蔵公開や貴重なひな飾りの展示もあり、大勢の人が訪れていました。
夕方になると川西ポケットパークに関係者や見物客など大勢が集まり、出発式が開かれました。関係者のあいさつや鏡割りなどが行われた後、行列が出発。映画公開で話題となった怪獣の山車の登場や、観客も巻き込んだダンスの披露などもあり、会場は盛り上がりました。進行途中、そこかしこでパフォーマンスやまきものが行われ、行列はゆっくりと進みながら約1キロほどを練り歩きました。
前田晃伸当番長は「楽しんでもらえれば大成功だと思います。参加人数も減っているので、祭りの存続に向けてチラシなどでも宣伝しており、これを機に行列や運営に参加したいという人が増え、今後につながってくれれば」と話していました。