5月23日(火曜日)飛騨市文化交流センター
飛騨市教育委員会がバイオリニスト前橋汀子さんのリサイタルを開催し、招待された市内の中学生と関係者ら約550名がバイオリンの音色に酔いしれました。
このリサイタルは、前橋汀子さんが旧古川町時代の1992年に開催された「第4回飛騨古川音楽祭」で大賞を受賞したご縁から実現したものです。
前橋汀子さんは日本を代表するバイオリニストで、昨年、演奏活動60周年を迎えられました。5歳からバイオリンを学び、その後は国内外で活発な演奏活動を行い、世界各国の代表的なオーケストラとも共演し、CDも数多く発売されています。
また、2004年に日本芸術院賞、2011年に春の紫綬褒章、2017年には春の旭日小授賞を受賞された偉大なバイオリニストです。
この日は、ピアニストの松本和将さんもご一緒にエドガーの「愛のあいさつ」、チャイコフスキー「感傷的なワルツ」などアンコールを含む11曲を熱演。力強く繊細な音色がスピリットガーデンホールに響き渡ると、会場は大きな拍手に包まれました。
最後に、古川中学校3年の青木さとさんと神岡中学校3年の大西結心さんがお二人に感謝の花束を贈りました。青木さんは「音色がきれいで、リラックスして聴けました」、大西さんは「上品で情熱のある音色がすごくきれい。まばたきを忘れるほど聴き入ってしまいました」とそれぞれ感想を述べられました。