9月29日(金)市役所
10月7、8両日に横浜市で開かれる「ロールス・ロイス サイエンスキャンプ2023」(ロールス・ロイス ジャパン株式会社主催)の決勝大会へ出場する飛騨神岡高校ロボット部「Neutrino」チームの生徒が市役所を訪れ、都竹市長に出場を報告しました。都竹市長は「大会が楽しみですね。朗報を期待しています。頑張ってきて」と激励しました。
ロールス・ロイス社は、IT社会やグローバル社会に適応できる国際競争力を持った人材を育むため、科学・技術・工学・数学の教育分野を推進する「STEM教育」に力を入れており、これらの分野へより興味や関心を持ってもらうため、世界各地でアウトリーチ活動を行っています。この催しはその一環で、小型ホバークラフトの開発に挑戦するもの。ロールス・ロイス社のエンジニアからアドバイスを受けたり、ディスカッションをしながら開発を進め、さらに学びを深めていきます。
同チームのメンバーは、倉住夏音さん(2年)と中島聖音さん(同)、田中万達さん(1年)の3人。6月初旬から開発に取り組みはじめましたが、ホバークラフトへの挑戦は初めてということもあり、30個以上プロペラを試作したり、改良を重ねながら10機以上の機体を製作するなど、試行錯誤してきたそうです。8月のオンライン予選会では、事前に撮影した機体の動画やプレゼンテーションなどが評価され、参加した12校のうち上位3位に選ばれて決勝大会への出場を決めました。
決勝大会では、機体に最大120グラムの重りを載せ、3メートルのコースを5分間往復走行させ、その速度や積載量、消費電力などの総合的な性能を競います。本番までに、ロボット開発で得たセンサーによる自動制御などのノウハウも導入し、機体の大幅な改良に挑戦するそうです。
操作やプレゼンなどを中島さんとともに担う倉住さんは「今、進めている研究や製作の成果を出せるよう、研究の時点からいろんなことを試したり、仲間と協力しあいながら、優勝できるように気を抜かず精一杯頑張りたいです」、プログラミングなどを担当している田中さんは「チームの仲間と協力して予選を突破して本選に行けたので、予選用に作った機体のダメなところや原因を突き止めて、本番ではベストを尽くして優勝できるように頑張ってきたいです」と意気込みを語りました。