7月21日に飛騨市の鮎(飛騨のあばれ鮎・高原川の鮎)を全日空が運航する富山-羽田への航空便を利用して、初めて空輸しました!
現在の運送の主流はトラックによる陸送ですが、高鮮度の状態でより早くお客様へ提供するため、今回、空輸テストに踏み切りました。空輸では旅客機と陸送の連携により出荷から最短で約5時間半でお店にお届けすることができます。これまで首都圏への輸送では、飛騨市から東京まで最短でも約7時間半かけて運んでいました。また、陸送の場合は翌日配達が基本、当日配達が可能であっても曜日や流通先などの制限がありましたが、空輸を用いれば午前中に出荷し、昼の旅客機に乗せれば午後3時ごろには都内へ届けることができ、鮎の旨み・香りそのままに高鮮度の状態でお客様にお届けすることができます。
今回空輸したのは、飛騨のあばれ鮎(宮川下流)、そして高原川の鮎です。岐阜県の最北端に位置する飛騨市は面積の9割を森林が占めています。飛騨の森は広葉樹が多く、その豊かな森からミネラルを含んだ水が川へ流れ込みます。この飛騨特有の地形が身の締まった質の良い鮎を育みます。
鮎の状態は至って良好です。ツヤ、目の輝き、ヒレの状態などいずれもかなり優良品です。あゆの保存状態としては申し分ないと思います。香りについても全く問題なく、ほぼほぼ現地で触れ合った生きているあゆと何ら遜色がありません。
飛騨市公式食の情報サイトHIDAICHI(ひだいち)<外部リンク>
今後も飛騨市は飛騨清流の鮎をはじめとした飛騨市が誇る食材を、高い鮮度でより多くのお客様へお届けするため、既存の輸送システムを最大限に活用し、国内海外の販路拡大に向け布石を打つべく取り組みを進めます。