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江馬氏に関する未発表資料を紐解く!歴史講座が開かれました

印刷用ページを表示する掲載日:2022年7月22日更新

​7月16日(土曜日)神岡振興事務所

 

飛騨市神岡図書館が神岡振興事務所で「飛騨の歴史講座」を開きました。
今回は戦国時代、高原郷の領主だった江馬氏に関する未発表資料や、現地調査で新たに見つかったものを紹介する「資料に基づく江馬・金森時代」と題した講座で、市民ら約30人が参加しました。

今月9日の「江馬氏の伝承は信じられるか」と題した講座に続く第2弾で郷土史家・南野清三さん(上宝郷土研究会会員)が未解読、未発表の古文書等から見つけた資料8点について発表しました。
南野さんは「今回は特に大きな発見はありませんが、小さなものの積み重ねが大きな成果につながればいいかと思います」と前置きした後、特筆すべきものとして次の2点を挙げています。
 
1つ目は、江馬氏末代の輝盛を討った牛丸又右衛門の居住地が、両善寺(神岡町麻生野)のふすまに貼られていた過去帳など古文書の紙片から高原郷にあった可能性が高く、また、これら紙片に記載された内容から牛丸又右衛門が金森氏と密接な関係があったこと。2つ目は「宮原富奥家所蔵文書」に大津神社(神岡町大字船津)の所在地が古川町(旧小鷹利村)高野大津洞となっている記載が見つかったそうですが、記載してあった同文書が写しであるためやや信ぴょう性に欠けるそうです。

講座終了後、参加者からは「ほとんど知らなかった江馬氏について興味を持つきっかけになりました」「歴史は知れば知るほど疑問が湧いてくるような気がします」「大変中身の濃い講座で面白かったです。これからもいろいろなお話を聞かせてほしいです」などさまざまな感想が寄せられ、中には「他では耳にできないような専門的な話を聴くことができて大変満足しました」と感想を持たれた中学生もいました。

 

飛騨の歴史講座の様子(1)

飛騨の歴史講座の様子(1)

 

飛騨の歴史講座の様子(2)

飛騨の歴史講座の様子(2)

 

飛騨の歴史講座の様子(3)

飛騨の歴史講座の様子(3)

 

飛騨の歴史講座の様子(4)

飛騨の歴史講座の様子(4)