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有機農業を通して暮らしに自然の仕組みを取り入れよう!

印刷用ページを表示する掲載日:2023年5月17日更新

​5月14日(日曜日)喫茶あん

今年度スタートした飛騨市の事業「豊かな食と農~オーガニック推進プロジェクト」の一環で、河合町の井関農園オーナー・井関貴文さんによる有機農業のセミナーが開かれました。テーマは「微生物と発酵」です。井関さんは自家採種によるトマト栽培をメインに無農薬、無化学肥料、不耕起栽培の農業に取り組まれています。

国は全国の耕地面積のうち、有機農業に取り組む農地を25%まで拡大しようと「みどりの食料システム法」を昨年7月に施行しました。市内では現在7軒の農家が「飛騨有機農業推進協議会」を組織して環境に配慮した農業に取り組んでいますが、農地は市内の耕作面積の0.9%にとどまっています。そこで市は今年度、有機農業や環境に配慮した農業への理解を深めるための様々なプロジェクトを進めることになり、この日のセミナーはその第1弾です。

参加したのは家庭菜園や農業に取り組む市民13人です。最初に市食のまちづくり推進課の麻生貴秀課長が「有機農業はハードルが高いと思いますが、協議会の方々の力をお借りし、まずは認知度向上に努めたいと思います。今日学んだことは是非ご家庭で取り入れ、実践していただけたらと思います」とあいさつしました。

セミナーでは井関さんのこれまでの変遷や、農業を通じて自然と向き合う中で培った「微生物と発酵」の働きやサイクルについて紹介し、自然界の一員として広い視野で日々の暮らしを営んでいく大切さを話されました。この仕組みを取り入れた「たい肥」や「液肥」についても紹介され、皆で自然の仕組みへの学びを深めました。

セミナーの最後には飛騨スパイスカレー研究所特製のランチ「飛騨地鶏のご馳走カレー」や、井関農園のドライトマトで作ったポテトサラダなどに舌つづみを打ちながら皆で懇談しました。参加者の一人、神岡町の沖野久子さんは「長年、家庭菜園を楽しんでいますがキュウリの収穫量が今ひとつです。帰ったらさっそくたい肥を作り、一からやり直したいと思います。土の大切さも教えていただき、大変参考になりました」と笑顔を見せていました。

 

セミナーの様子(1)

セミナーの様子(1)

 

セミナーの様子(2)

セミナーの様子(2)

 

セミナーの様子(3)

セミナーの様子(3)

 

セミナーの様子(4)

セミナーの様子(4)

 

セミナーの様子(5)

セミナーの様子(5)

 

セミナーの様子(6)

セミナーの様子(6)

 

セミナーの様子(7)

セミナーの様子(7)

 

地産地消のご馳走カレー(1)

地産地消のご馳走カレーのランチも(1)

 

地産地消のご馳走カレー(2)

地産地消のご馳走カレー(2)