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在宅医療テーマに“赤ひげ先生”の講座開く

印刷用ページを表示する掲載日:2023年4月5日更新

​​3月26日(日曜日)飛騨市文化交流センター

日本医師会主催の「赤ひげ大賞」を受賞した高山市の土川権三郎丹生川診療所長を講師に「在宅で本人・家族の思いを受け止めるということ」と題した公民館講座が開かれました。

自宅で最期を迎えることは多くの人が希望しますが、そのうち9割近くは夢をかなえられず医療機関や施設で亡くなってみえるそうです。土川先生は患者や家族が望む在宅医療など、患者の思いに応える医療行為を実践している医師です。

この日は、在宅医療を通して人生の最期を穏やかに過ごされた患者や家族の姿を追った映像を交え、「急変に備えて、どこで、どのような医療を受けるか前もって周囲と話し合っておくことが大切。不治の病であれば、少しでも幸せな余生が送られるように家に帰してあげることも必要です。病気の説明だけでなく、どのような生き方を望んでいるかといった患者の声に耳を傾けることが大切です」などと話しました。

末期がん患者の在宅介護の様子を記録した映像も流れ、夫の最期を看取った妻が「在宅介護を選んで良かったのは、後悔が何もないことです」という言葉が印象的でした。

受講した古川町の大庭茂美さんは「ひとり暮らしの高齢の母が入院しましたが、先々は家に帰してあげたいと思っています。しかし遠隔介護なのでずっと不安でした。先生のお話を伺って大変心強く、不安もなくなりました」と話していました。

 

講座の様子(1)

講座の様子(1)

 

講座の様子(2)

講座の様子(2)

 

講座の様子(3)

講座の様子(4)

 

講座の様子(4)

講座の様子(4)

 

講座の様子(5)

講座の様子(5)