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中学生と喫茶店が一緒に考案したメニューを1日限定で提供

印刷用ページを表示する掲載日:2023年3月22日更新

​3月18日(日曜日)喫茶あん

古川中学校2年の岩佐柚花さんと、古川町の「喫茶あん」の大久保朋美さんやスタッフらが共同で開発した新メニュー「春めくクリームソーダ」のお披露目会が同店で行われました。

中高生のための探究スクール「EdoNewSchool」マイテーマ発掘コースの一環で昨年12月に行われた講座「メニュー開発体験」で、考案・試食までたどり着いた新メニューを実際に販売するところまで挑戦しようと追加講座として企画。2月21日からの毎週火曜日の放課後、岩佐さんが同店を訪れてスタッフと一緒に、当初のコンセプトや味、見た目、価格などを見直すなど試行錯誤を繰り返したり、接客の練習などを行ってきました。

完成した「春めくクリームソーダ」は「雪だるま」と「春」をテーマにしたクリームソーダ。2段重ねのアイスクリームを雪だるまに見立て、チョコレートで顔を描いたり、ポッキーの「手」を添えたりしました。また、お客さん自身に淡いピンク色のソーダ水を注いでもらうことで、雪だるまの白色を基調とした「冬」のイメージから、サクラなど「春」をイメージするピンク色へと変化していく様子を楽しんでもらえる演出も。コップに入れる氷の表面にサクラの花びらを付けるなど、こだわりの一品となりました。

岩佐さんは「私くらいの年齢の中学生に届けたいと考え、写真映えするよう見た目にも配慮しました」「ちょっとずつ分量を変えながら試作したり、大変なこともありましたが、思った以上にかわいくて美味しく仕上がりました。大満足です」と笑顔を見せました。

この日は、通常の営業と同時進行で新商品をお披露目。岩佐さんは、大久保さんから「知り合いの人にも、知らないお客さんにも同じように笑顔で元気に接して」とアドバイスを受けて店頭に立ち、にぎわう店内の切り盛りを手伝いながら接客を行いました。

当日限定のメニューで、ほんのりサクランボの風味がただよう優しい甘さや見た目が好評でした。味わった人からは「目でも口でも楽しめました」「自分で注ぐ楽しさがありました」などの声が寄せられました。

「これまで『働く』ということをしたことがなく、実際のお店の内面を見て、営業時間外に商品開発をしたり、店頭にいる時もいつも笑顔でいたりと、大変さを学びました。難しいこともあったけれど、楽しいことも多かったです」と活動を振り返る岩佐さん。新商品の価格設定で、人件費や材料費だけを計算するだけでなく、商品の見た目やターゲット層も考慮に入れる必要があることが大きな学びだったそうです。

将来は商品開発の仕事をしたいという岩佐さん。「学校で行う地域貢献活動『マイ・プロ』でも、地元の食材を使ったり、地元をモチーフにした商品開発をしてみたいです。これからテーマを決めて、どう実現に近づけていくかを考えながら頑張ります」と意欲を燃やしていました。

一緒に商品開発を手がけた大久保さんは「中学生が普段考えていることや好きなこと、味覚などから考えた今の中学生らしいメニューの案を聞かせてもらいました。柚花さん自身が美味しいと思えるものを出したかったので、仕上がりは100点だと思います。私にも良い経験になりました」「接客も自分で勉強してくれていて、当日も落ち着いていました。お客さんに味を尋ねたり、ものおじせず積極的に対応してくれました」と目を細めていました。

 

お披露目会の様子(1)

お披露目会の様子(1)

 

お披露目会の様子(2)

お披露目会の様子②

 

お披露目会の様子(3)

お披露目会の様子(3)

 

お披露目会の様子(4)

お披露目会の様子(4)

 

お披露目会の様子(5)

お披露目会の様子(5)

 

お披露目会の様子(6)

お披露目会の様子(6)