2月6日(月曜日)いなか工芸館
河合小は特産の山中和紙を使って毎年、卒業証書を制作しています。今年は卒業生8人が卒業式を前に河合町角川にある同館へ。児童らは紙漉き職人・柏木昭人さんに手本を見せてもらった後、コウゾやトロロアオイの液が入った水槽に簀桁(すげた)を入れたり出したりしながら紙すきに挑戦。漉き上げると機械で水分を飛ばし、紙が破れないよう注意深くはがして乾燥器に貼って乾かしました。
児童の一人、谷口桃奈さんは「乾燥器に貼った和紙が凸凹にならないようにツバキの葉でこすって空気を抜きますが、和紙を傷つけないようするのが難しかったです。山中和紙は河合の伝統工芸なので気持ちを込めて作りました。山中和紙は私の宝物です」と笑顔を見せていました。作業を終えると、児童を代表して河渡悠月さんが「保育園の卒園証書も山中和紙で作りました。とても懐かしかったです。世界に1枚の貴重な卒業証書なので、これからも和紙作りの伝統を大切に続けていってほしいと思います」とあいさつしました。