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飛騨市輸出セミナー~県内先輩輸出企業に聞く

印刷用ページを表示する掲載日:2023年2月10日更新

​1月27日(金曜日)市役所

市が「初めての輸出とその流れ」と題してセミナーを開催しました。講師は加茂郡坂祝町の若林煎餅(株)代表取締役・若林哲司さんです。同社は昭和28年創業の老舗企業で、主に大手企業や海外から受注した商品、観光土産品(銘菓)、企業ノベルティーの商品開発や製造を手掛けています。

この日は市内の事業者ら14人が参加し、赤字経営が続いた頃のネット通販やブランディング化など経営政策の失敗談や、零細企業のシナリオプランニングの作り方などを助言しました。
その中で若林社長は「大手のような会社ブランドは捨てて、黒子の存在として日本一かっこいい下請け会社の煎餅屋を目指そう!」と経営方針を立て、国内受注だけでなく県産業経済振興センターやJETROなどと協議し、シンガポールを皮切りに香港、オーストラリアなどASEAN諸国を中心に海外進出に乗り出し、多くの受注を勝ち取った経緯を披露しました。

会場からは海外での販売ノウハウに関する質問が相次ぎ、若林さんは「ASEANは製造コストが安く価格面では負けますが、パッケージが雑で味に癖があるので、品のいいパッケージにすれば売れる確率は高い」「海外展示会に出展するのがベターですが、国内の輸出業者に委ねるのではなく、自ら海外に出向き、時にはハッタリも必要です」などと助言。

また、飛騨市全体を活性化させる経営方針の一例として「会社の規模は歯車の大きさの違いで決まります。しかし、小さな歯車でも優秀な経営で速く回せば、地域全体に良い影響を及ぼします。海外進出は競争相手が少ないブルーオーシャンで勝負してください。ASEAN諸国は中国系の社長が多いので、中国人の商売の考え方を理解することが大切です」と話しました。

 

セミナーの様子(1)

セミナーの様子(1)

 

セミナーの様子(2)

セミナーの様子(2)

 

セミナーの様子(3)

セミナーの様子(3)

 

セミナーの様子(4)

セミナーの様子(4)