ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ
トップページ > 広報ひだ > 市内企業の若手社員が交流を深めました

市内企業の若手社員が交流を深めました

印刷用ページを表示する掲載日:2022年9月5日更新

​9月2日(金曜日) 古川町公民館
 

市内の企業で働く若手社員を対象に、仲間づくりのためのワークショップなどを行う催しが、古川町公民館で開かれました。

市内では、人口減少が進む中、大学進学の時期をきっかけとして若手世代の市外への流出も多く、それにともない企業による新卒学生の採用など人材確保が大きな課題となっています。また、近年は市内で働く若い人々が交流する場や集まる機会が減っていることから、市内で働いている若手社員のモチベーションを高め、生産性向上などにつなげてもらおうと企画。若手社員同士が夢や思いなどを話し合って共有したり、前向きな気付きを得るためのゲームをして、楽しくふれあう場を設けました。

この日は、講師である株式会社Edo取締役副代表の盤所杏子さんを講師に迎え、市内企業や市役所などに勤務して5年目から10年目ぐらいの人を主な対象として実施し、18人が参加しました。参加者は名刺を交換したり自己紹介をした後、人口減少など飛騨市が抱える課題やSDGsの詳細について講義を受け、盤所さんの進行でカードゲーム「SDGs de 地方創生」を行いました。

これは、それぞれが架空の町の住民となってチームを組み、「人口」や「経済」「環境」「暮らし」などの持続性に配慮しながら、自分が望むまちづくりを目指していくものです。何もしなければ着実に人口が減少していく町を舞台に、参加者同士が話し合いながら予算を配分し、それぞれがやりたいと思う「地方創生プロジェクト」を1つひとつ達成することで、12年後も幸せに暮らせるまちづくりに取り組みました。

最初は対話にぎこちなさもあり、「予算獲得」の交渉や「取り組みたいプロジェクト」の提案がうまくできない場面もありましたが、後半は打ち解けてきたこともあり、笑顔交じりで歓声があがったりしました。振り返りでは「予算配分は、最初の段階できちんと話し合って決めるべきだった」「話しやすい人とばかり話していた」「自分のプロジェクトばかりに固執してしまった」などの意見が出されました。

参加したアルプス薬品工業の舟坂和希さんは「最初は上司から言われて来たのですが、参加したら面白かったです。人口減少が進む中で、経済や地元のことを考えるきっかけになりました。他の企業の人と話すきっかけにもなって良かった」と感想を話していました。
今回の企画・運営に携わった十六総合研究所リサーチ部研究員の森俊介さんは「今回の企画を通じて、これからも飛騨市で働く1人として前向きな気付きを得ていただきたい。また、同世代の人と一緒に地域の未来をつくっていこうという気持ちを醸成できたら」と話していました。

 

交流会の様子(1)

交流会の様子(1)

 

交流会の様子(2)

交流会の様子(2)

 

交流会の様子(3)

交流会の様子(3)

 

交流会の様子(4)

交流会の様子(4)

 

交流会の様子(5)

交流会の様子(5)

 

交流会の様子(6)

交流会の様子(6)

 

交流会の様子(7)

交流会の様子(7)

 

交流会の様子(8)

交流会の様子(8)

 

交流会の様子(9)

交流会の様子(9)

 

交流会の様子(10)

交流会の様子(10)