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「不登校」から多様な生き方を考える

印刷用ページを表示する掲載日:2022年9月20日更新

9月17日(土曜日) 飛騨市文化交流センター

「飛騨市well-being(ウェルビーイング)フォーラム」(飛騨市ウェルビーイングフォーラム実行委員会主催)が、古川町の飛騨市文化交流センターで開催されました。
 
新しい療育のモデルを飛騨市から全国へ発信しようと始まった催しで、今年で3回目。今回は「多様な生き方」をテーマに、さまざまな経験をしながら豊かな人生を送っている人々から話を聞き、「いろいろな生き方を叶えられるまちづくり」について考えました。
 
第1部では、不登校だった自身の経験をもとに描いた漫画『学校へ行けない僕と9人の先生』などの作品で知られる漫画家の棚園正一さんが「不登校の体験から人生を描いた物語」と題した講演を行いました。
 
棚園さんは、自身の作品をスライドで示しながら、不登校になったきっかけや当時の自身の思い、両親との交流や葛藤を紹介。不登校になっている間に、学習面で遅れが出たり学校のリズムに付いていけなくなったこと、友人ができないこと、なじめない事で周囲から浮いてしまい、いじめにつながったことなど、学校へ行けない理由がどんどん増えていった状況を説明しました。
 
憧れだった漫画家の鳥山明さん宅へは、支援者に強引に連れていかれた側面もあったそうですが、そこで鳥山さんと会って交流したり、書いた漫画を見てもらって「君だけの世界があるからいいよね」と言葉をかけてもらうことができたことで「生まれてきてよかった」と思えたと紹介。学校や家庭だけでなく、「3つ目の世界」があることを知って心が軽くなり、徐々に自分らしい生き方ができるようになったと話しました。
 
かつて寄せられた質問に答える形で「学校に行けなかったことで困ったことはありません」「不登校でも焦る必要はない。大切な準備期間として楽しく好きなことをやって」「こうしなければ、というような『正解』はありません」「余裕がある時は外へ出て、人との出会いを大切に。今を大切に過ごして」などとアドバイス。また、周囲の人へは「学校に行く行かないに関わらず、普段通りの言葉をかけてあげて」などと呼びかけました。
 
第2部では、「いろいろな生き方を叶えられるまちづくり~不登校だってひとつの生き方」のテーマで討論会が行われました。棚橋さんをはじめ、不登校生の自立を支援している西濃学園の北浦茂学園長、児童発達支援などに取り組んでいる「くるみの森」の岡本久子理事長、不登校の経験のある会社員の蓑谷章一さん、飛騨市のNPO法人「はびりす」の山口清明代表が登壇。それぞれの取り組みや体験談、現在抱いている思いなどについて率直に語りました。
 
実行委員会の会長でもある山口さんは、世界的に不登校の子どもが増えているが、その支援方法が確立されていない現状があると指摘しました。その中でも「未来に対する希望を持てた人」が軌道修正して回復できたり、自分の特性を強みにできたりしているという研究があると紹介。「回復できた多くの事例にふれ、より早い段階で多様な自分に出会ってほしい」などと思いを述べました。

また、河合町在住の大道芸人「Clown ToKa&Kotarou」がパントマイムなどの大道芸を披露して会場を盛り上げました。

講演会の様子(1)

講演会の様子

講演会の様子(2)

講演会の様子

講演会の様子(3)

講演会の様子

講演会の様子(4)

講演会の様子

講演会の様子(5)

講演会の様子

講演会の様子(6)

講演会の様子

講演会の様子(7)

講演会の様子

講演会の様子(8)

講演会の様子

講演会の様子(9)

講演会の様子


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