8月8日(月曜日)FabCafe Hida
飛騨音楽の里主催「真夏の夜のコンサート」(飛騨市文化交流センター)が8月9日に開催されるに先立ち、東京フィルハーモニー交響楽団のトップメンバーによる約40分の演奏会「ちょっと身近な街コンサート」が開催されました。
演奏者は、同楽団ゲストコンサートマスター川田知子さん・会田莉凡さん、同楽団首席ヴィオラ奏者須田祥子さん、同楽団首席チェロ奏者金木博幸さん、そして同楽団首席コントラバス奏者黒木岩寿さんの5名です。
曲目は、ハイドン弦楽四重奏曲「皇帝」第2楽章を始め、ドヴォルザーク弦楽四重奏曲「アメリカ」第1楽章、モーツアルト「アイネクライネ・ナハトムジーク」第1楽章、シュトラウス喜歌劇「こうもり」序曲の4曲が演奏されました。
この日の観客は17名で、趣ある古民家カフェの中で、各々が好きなドリンクを飲みながら、一流の音楽家の演奏を間近で堪能しました。
開会にあたって金木さんは「旧河合村時代から22年の縁があり、音楽セミナー、演奏会など、仲間が増えて規模が大きくなってきた。ただ、地域の皆さんとの交流が少なかったため、市長のアイデアで、初めての試みで街中のカフェでのミニコンサートの開催に至った。私服で演奏するので、皆さんも気軽に聴いてほしい。」と挨拶されました。
また、黒木さんは「飛騨市で毎年開催している音楽セミナーは、アマチュアからプロまでが参加し、少人数の演奏“室内楽”を学ぶ場。音大を卒業したりすると室内楽をやる機会がなく、やりたくてもどうしたらいいかわからない。そこで一緒に学ぶ場を作っている。セミナー初日と最終日では生徒のレベルが格段にアップする。日本で希少なセミナーを飛騨市でやっている。」と、音楽セミナーを紹介し感謝を述べました。
会の終わりに挨拶を求められた都竹市長は「文化が薫るという言葉があるが、皆が音楽を聴いたり色々な芸術を楽しめるまちは、何ごとにも代えがたい力、財産があるまちだと確信している。今後も若い音楽家や先生らの演奏を、ちょっとしたところで楽しめるような機会を作り、市民の皆さんにもっと知ってもらいたい。」と感謝の気持ちを返しました。