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地域医療を中心にしたまちづくりを学ぶ講座が始まりました

印刷用ページを表示する掲載日:2022年6月6日更新

6月4日(土曜日) 市役所

令和4年度「飛騨市コミュニティー・メディカルデザイナー養成講座」が6月4日から7月30日までの期間中、隔週で5回にわたって開講されています。

「コミュニティー・メディカルデザイナー」とは、地域の医療や健康などをはじめとする地域課題の面からまちづくりについて考え、地域の生活の基盤を支え、変革していく人材のことです。市では、健康でいつまでも安心して暮らせるまちづくりを市民の皆さんが自分事として考え、地域の医療や健康への関心を高め、実践していただける人材を育成したいと養成講座を開催。平成29年度に健康まちづくりマイスター養成講座として3年間行った後、改称して令和2年度から同養成講座を開催。新型コロナの影響で昨年度は中止となったため、今年度で2回目となります。修了された方には修了証が贈られます。

市役所で開催された今年度第1回目の講座では、富山大学附属病院総合診療科の山城清二名誉教授による同講座の説明や他自治体での事例の紹介、北陸先端科学技術大学院大学の近藤修司さんによる講義「四画面思考で医療と地域の未来をデザインする」が行われ、一般市民や医療・福祉関係者、行政職員など約20人が参加しました。

山城さんは、富山県南砺市における地域医療の崩壊を防ぐため、住民向けの地域医療に関するセミナーや住民参加型の医療システムの構築を始めた経緯などを紹介しました。これまでの活動を振り返り、住民の参加と行政のサポートが重要だったと指摘。また、成果をあげていくには「参加者自身が何が必要なのかを学んで知識をつけ、それを行動につないでいくための仕組み」「コミュニケーションを良くして活動すること」が重要だと説明しました。

近藤さんは、夢や目標、思いを現実のものとするために提唱されている「四画面思考法」について紹介しました。改善、改革したいテーマを設定し、その実現に向けてしっかりと宣言を行うことが大切と指摘。「自分のありたい姿」や「なりたい姿」を明確にし、期限を区切った数値目標の設定、自分の強みやチャンスと考えられる状況などの分析、実践に向けた行動の習慣づけなどを1枚の紙に書いてまとめることを推奨しました。その積み重ねと振り返りによって、目標の実現を図る手法について説明しました。
参加者それぞれの思いや考え、目標をまとめるため、グループごとに分かれてのワークショップもあり、参加者は自分が目指したい目標や思いなどについて互いに話し合ったり、発表したりしました。

神岡町の中村正信さんは「思っていたより難しい内容だったが、ちょっとずつ学んで、自分にやれることを少しでもやっていければ」と話していました。

 

養成講座の様子(1)

養成講座の様子(1)

 

養成講座の様子(2)

養成講座の様子(2)

 

養成講座の様子(3)

養成講座の様子(3)

 

養成講座の様子(4)

養成講座の様子(4)

 

養成講座の様子(5)

養成講座の様子(5)

 

養成講座の様子(6)

養成講座の様子(6)

 

養成講座の様子(7)

養成講座の様子(7)

 

養成講座の様子(8)

養成講座の様子(8)

 

養成講座の様子(9)

養成講座の様子(9)

 

養成講座の様子(10)

養成講座の様子(10)