6月27日(月曜日)山之村小学校・河合小学校
山之村小と河合小の2年生が、オンラインで一緒に学ぶ授業が行われました。普段の授業は山之村小が1人、河合小が2人で受けています。増えても複式学級で他学年の児童との授業であり、同じ境遇の二校が同級生同士で学び合う場を作ろうと初めて企画しました。
科目は算数「かさのたんい」。山之村小は大きい水筒を、河合小は小さい水筒を準備し、入っている水の量を比べます。さまざまな形や大きさのコップも両校で準備し、1つだけ同じコップがあり、山之村小の清水心晴さんが「同じ大きさのコップを使ったらいいと思う」と意見し、河合小の長尾雪野さんと水川直太郎さんはうなずきました。
水筒それぞれがコップ何杯になるかの予想も3人で一緒に考えたら、実際に水筒から水をコップに移して、一緒にコップの数を数えました。
使ったコップ1杯が1デシリットル(dL)という単位であることを先生から習うと、大きい水筒は18dL、小さい水筒は5dLで、大きい水筒の方が13dL多く水が入っていたことがわかりました。
そして、タブレットで記号「dL」を書く練習をしたら、3人とも先生にオンライン送信で提出しました。
授業を行った山之村小の安江亮介先生は「3人で協力して確かめられましたね。また協力して考えていきましょう」と話され、3人一緒に授業の終わりの礼をしました。
授業を受けた河合小の水川さんは「山之村へは行ったことはないけれど、いつもより楽しかったです」と感想を述べました。
また、授業後の取材に安江先生は「(オンラインは)タイムラグがあり、児童の反応がつかみにくかったことが課題です。楽にできるようになればいいです」と話されました。