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美しい「透かし折り紙」で癒されて

印刷用ページを表示する掲載日:2022年4月19日更新

​4月16日(土曜日) 古川郷土民芸会館

 

飛騨市美術館で開催されている「うっとりがみの『透かし折り紙』展~光と灯で広がる癒しの世界~」の一環で、ワークショップ「透かし折り紙をつくって楽しもう!」が古川郷土民芸会館で行われました。

「透かし折り紙」とは、薄い半透明で光を通すカラフルな紙を用いた折り紙です。星や花など、さまざまな色や形の折り紙を作って組み合わせたり、重ねて張り合わせたりして、光を通すステンドグラスのような色鮮やかな文様を作り出します。北欧の国で伝承されてきた文化で、窓に貼って光を透かしてその美しさを楽しんだりもしていたようです。日本には数十年前に伝わってきたそうで、今回来訪された神奈川県在住の「透かし折り紙」作家、中村香代さんは、サクラの花など独自に日本風のアレンジを加えて発展させ、普及活動にあたられています。透かし折り紙のオンラインコミュニティー「うっとりがみ 透かし折り紙研究部」の活動はうっとりがみ公式サイトなどでご覧になれます。

うっとりがみ公式サイト<外部リンク>

この日は、中村さんをはじめ「うっとりがみ」のメンバー8人が指導にあたり、市内や高山市などから参加した親子連れや手工芸に興味のある人ら約50人が熱心に取り組みました。参加者はテキストを見たり、メンバーからコツを習ったりしながら、時間を忘れて作業に没頭し、出来上がった作品を手にして満足気な様子でした。

神岡町から友人と参加した女性は「透かし折り紙は今回初めて知りました。もともと折り紙は好きなんですが、また違った感覚の作品で素敵。家へ帰ってまたやってみたいです」と笑顔で話してみえました。

中村さんは「家事や育児、介護など忙しい日々の中で、夢中になって取り組んで、大変なことを忘れる時間が必要だと思います。折り紙を光に透かして癒されて、明日の笑顔につながれば。リセットして自分に戻れる時間をお届けしたい」と思いを話されました。

市美術館の上屋美千弘副館長は「光を通して楽しむ、新しい折り紙の良さを知っていただき、ますます折り紙に親しんでいただきたい。より一層、ものづくりを楽しんでいただくきっかけになれば」と話していました。

なお、展示は6月12日まで。中村さんをはじめメンバー24人による作品が展示されています。また、北海道のダテミドリさんによる透かし折り紙の多面体を、ぼんぼりのように内部から光で照らした作品の展示も行われています。

開館時間は午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)。 観覧料は一般200円、高校生以下無料など。 月曜休館。問い合わせは同館0577-73-3288まで。

 

透かし折り紙制作風景(1)

透かし折り紙制作風景(1)

 

透かし折り紙写真(1)

透かし折り紙制作風景(1)

 

透かし折り紙制作風景(2)

透かし折り紙制作風景(2)

 

透かし折り紙制作風景(3)

透かし折り紙制作風景(3)

 

案内パネル写真

案内パネル写真

 

透かし折り紙制作風景(4)

透かし折り紙制作風景(4)

 

透かし折り紙制作風景(5)

透かし折り紙制作風景(5)

 

透かし折り紙制作風景(6)

透かし折り紙制作風景(6)

 

透かし折り紙写真(2)

透かし折り紙写真(2)

 

透かし折り紙写真(3)

透かし折り紙写真(3)