小島城址公園登城道の整備が行われました

印刷用ページを表示する掲載日：2022年4月18日更新

4月16日（土曜日）古川町内

古川盆地の小島城跡（県史跡）を守る地元保存会「小島城址公園整備委員会」（酒井敏三会長）が4月16日、城跡までの登山道の補修や倒木処理などを行いました。同委員会は平成17年に太江区と杉崎区、24区の有志によって結成され、雪で傷んだりした登山道や東屋の補修、夏の草刈りなどに努めています。
この日は会員43人のうち約30人が参加し、太江、杉崎、沼町から入山する3本の登山道と車道に分かれて2時間ほど汗を流しました。作業は山頂近くにある階段の補修や丸太で作ったイスの防腐剤処理、倒木や折れた枝の後始末などです。メンバーは忙しい農作業の合間を縫って、毎年雪解けに合わせて来訪者が歩きやすいように作業を行っています。
倒木を片づけていた阪上敏彦さんは「この冬は大雪で幹折れや倒木が多くて大変ですが、安全のため手を抜けません」と、チェンソーを手にあちこち歩き回っていました。
酒井会長は「小島城は歴史的な遺産であり、地域の誇りです。この山城の魅力を知ってもらい、一人でも多くの人にお越しいただくため登山道も車道もきれいに整備しています。山頂の城跡からは360度見渡せ、市街地も一望できます」と話していました。
登山道では白い花が美しいタムシバ（モクレン科）やショウジョウバカマなどが咲き始めています。このゴールデンウイークは山野草を観賞しながら健康ウオークを兼ねて出かけてみてはいかがでしょうか。