11月27日(日曜日) 飛騨市文化交流センター
NHK連続テレビ小説「さくら」の放送から20年を記念し、出演者らによるトークショー『「おかえり!さくら」ファンミーティングin飛騨市』(主催:NHK岐阜放送局・飛騨市)が開催されました。
ドラマではハワイ生まれの日系4世の主人公さくらが古川町で下宿し、中学校の英語教師をしながら成長する姿が描かれ、ロケ地となった古川には多くの観光客が訪れました。
トークショーは始めに都竹市長と鈴木薫岐阜放送局長が開会のあいさつをされ、その後、さくらを演じた俳優の高野志穂さん、ドラマのプロデューサー青木信也さん、同僚役を演じた俳優の小澤征悦さん、そして脚本の田渕久美子さんが登壇。NHK浅野達朗アナウンサーの進行により、オーディションの時の秘話や第1話ハワイロケで大変だった話、この地域の印象などについてトークが繰り広げられ、ドラマにちなんだクイズの時間もあり、観客も一緒になって楽しんでいました。
途中で三嶋和ろうそく店8代目三嶋大介さんがゲストとして登壇され、ドラマの中で出てくる、さくらの下宿先の和ろうそく店の跡取り「沼田大介」が偶然、現実の三嶋さんと同じ大介という名で、世代も同じ8代目の設定であったことがわかり、高野さんら登壇者は驚きの声を上げていました。
高野さんは「20年ぶりに三嶋和ろうそく店を訪れ、ろうそくの香りが懐かしく涙が溢れた。こんなに胸が温かくなったのは何年ぶりだろうというくらい幸せな一時だった」と思いを語り、小澤さんは「さくらという作品が今の自分を作ったと言ってもよい。全国の皆さんに知ってもらえ、今の自分がいる」と感謝の気持ちを述べていました。
そして、田渕さんは「古川は温かい人が多く、まちの雰囲気が撮影当時のまま残っていることに感動している。古川を舞台にしてよかった」と話していました。
参加した市民の一人は「出演者の皆さんがこの地域のことを好きでいてくれて嬉しかった。続編の『さくら2』が企画されるといいですね」と笑顔で帰っていきました。
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