11月1日(火曜日)渡辺酒造店
古川町の酒蔵渡辺酒造店では、1年間吊るされて茶色になった古い酒林(杉玉)が取り外され、緑が鮮やかな直径80センチの新しい杉玉に交換されました。これは新酒完成を告げるこの季節の風物詩です。
この日は、酒蔵で「美酒醸造と酒造作業の安全」を祈願する神事が行われた後、酒林の交換が行われました。渡邉久憲社長は、「今年は晴天に恵まれ、大粒のひだほまれが実り、発酵のコントロールもうまくいきました。爽やかで美味しいお酒になりました。ぜひお楽しみいただきたい」と挨拶し、10月にスイスから来日し、1ヵ月間研修しているオリバーさんを紹介しました。
若松様が披露された後、搾りたての新酒が振る舞われると、グラスを手にした観光客らが香りを楽しみながら試飲していました。
オリバーさんは「美味しいお酒ができました。飛騨古川は美しくて、みんなフレンドリーです」と嬉しそうに語っていました。
この行事を心待ちにして愛知県から訪れたという男性は「渡辺酒造店のファンです。今年の新酒も香りが良くて、すっきりまろやかで、とても美味しいです」と笑顔で味わっていました。