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市営路線バスで買い物支援!実証実験がスタートしました

印刷用ページを表示する掲載日:2022年10月7日更新

10月6日(木曜日) 濃飛バス神岡営業所

 

地域内に商店がない山之村地区への買い物支援策として、生活協同組合コープぎふ、濃飛乗合自動車株式会社、飛騨市、地域住民の連携による公共交通を活用した貨客混載実証実験がスタートし、これに合わせて出発式が行われました。

当地区には過去民間事業者による移動販売がありましたが、昨年廃止。住民の方が変わりの買い物手段として利用していたのが生活協同組合コープぎふでした。コープぎふは神岡町市街地まで商品を配達し、それを配送委託契約をしている地域住民サポーターが市街地まで商品を取りに行き、山之村地区に戻って各家庭に配達を行っています。しかし、市街地までは車で片道約50分とサポーターへの負担が大きく継続に不安がありました。

このことから、市営バス「市おでかけバスひだまる」山之村線を活用した乗客と荷物の輸送・運行を一緒に行う貨客混載の実証実験がスタートしました。

ひだまるは日々、人々が利用するバスのため、乗客に影響の無いようバス後方に仕切りを設け積載スペースを確保しています。冷蔵・冷凍の食料も運べるよう箱で分けられていました。荷物は最大240kg、18世帯分積めるようになっています。この日は約150〜240kg、15世帯分程の荷物が積まれており、出発式後に山之村地区に運ばれて行きました。

出発式では都竹市長や生活協同組合コープぎふ 大坪光樹理事長、濃飛乗合自動車株式会社 水野敏秀代表取締役社長、山之村振興協議会 小萱俊一会長 からの挨拶があり、テープカットも行われました。

都竹市長は「買い物弱者対策で課題だった山之村地区への商品配送の課題を大きく解決する新たな取り組みとして今回始めることができた。貨客混載の可能性を開いていく取り組みでもある。商品配送だけでなく、他の様々なものに発展していくのではないかという意味でも実証実験をしていく。これから人口減少、高齢化が進む中、公民連携の中で解決していけるモデルになれば」と挨拶されました。

小萱会長は「貨客混載による商品配送は、サポーターの負担軽減になり大変喜ばしい。この事業が高齢者等買い物弱者への対策の一つとして定着していけるよう祈っている」と今回の事業への思いを述べられた。

出発式を見に来ていた山之村地区在住の方も、若い人は車で買い物に行ったりネットで注文したりできるので移動販売が無くても平気かもしれないが、重いものを運ぶのが困難な高齢者には必要と、今回の貨客混載実証実験に期待を込めていました。

今回の実証実験で降積雪期の配送課題などを確認し、来春の本格実施を目指します。

 

出発式の様子(1)

出発式収穫の様子

出発式収穫の様子(2)

出発式収穫の様子

出発式収穫の様子(3)

出発式収穫の様子

出発式収穫の様子(4)

出発式収穫の様子

出発式収穫の様子(5)

出発式収穫の様子

出発式収穫の様子(6)

出発式収穫の様子

出発式収穫の様子(7)

出発式収穫の様子

出発式収穫の様子(8)

出発式収穫の様子