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生徒が自ら考案した旅行プランを観光関係者らへ提案・発表

印刷用ページを表示する掲載日:2023年1月27日更新

1月26日(木曜日)神岡中学校

神岡中学校の3年生約40人が、地域の魅力を広く楽しんでもらえる旅行プランを自分たちで考え、観光関係者へ向けて発表しました。
 
同校では、総合的な学習の時間の一環として、自分たちが住む地域の課題解決をテーマに、自分たちで考え行動し、解決策を提案・実行する「未来づくり授業」を実施しています。特に3年生は、1、2年生で学んだことを発展させ、具体的な立案、行動につなげる学びを行っています。地域を離れても自分が育ったふるさとに誇りをもち、関わり続けてもらいたいと、地域の方と連携しながら取り組んできました。
 
今年度は「地域の魅力を再確認し、その魅力をどのように伝えていくか」をテーマに、SDGsの視点も踏まえながら、地域の魅力を自分たちなりに考え発信する旅行プランを検討しました。
 
生徒がグループに分かれてそれぞれ立案してきた14のプランを、実際に商品として販売が可能かどうかを評価してもらうため、12月中に市職員らを招いて中間発表を行いました。今回は、そこで指摘を受けた課題についてさらに検討し、改善したプランを発表。当日は市職員の他、飛騨市観光協会や濃飛乗合自動車株式会社の担当者、町歩きガイドなど、実際に旅行商品の企画・販売・運営に携わっている皆さんを招き、オリジナルの旅行商品を生徒自ら紹介しました。
 
生徒らは、観光客の誘致というだけでなく、人口減少が進む地域の課題に寄り添い、協力してくれる地域外の人々「関係人口」や地元の人々も楽しみ、地域の魅力を再発見できるようなプランを検討。宇宙物理学研究紹介施設カミオカラボや江馬氏館跡公園などの各種施設、レールマウンテンバイク「ガッタンゴー」などのアトラクション、郷土料理など、この地域ならではの魅力を味わいながら、スタンプラリーや謎解きゲームで周遊する町歩きなどを発表しました。
 
また、夏期に客足が遠のく流葉スキー場でバーベキューやキャンプなどを楽しめるアウトドアプラン、自然を楽しみながら体を使って楽しめるフィールドアスレチック施設の建設などの新たな提案も行いました。既存の観光プランにSNSを効果的に活用することで、人手不足解消や費用削減にもつながると発表したグループもありました。
 
発表を聞いたアドバイザーの皆さんは「地域課題をふまえたり、プランを販売するターゲット層の設定、予算を明確にした発表もあって良かった」「説明した施設やお店の人の生の声、おすすめの食事の写真などを発表に盛り込むと、より説得力が増すのでは」などとアドバイスしました。
 
発表を聞いた濃飛乗合自動車株式会社の坂上博幸取締役営業部長は「私たちは普段、実際に旅行商品を企画販売していますが、それとはまた違った商品を作りたいと考えています。地元の子ならではの発表を聞き、知らないこともあってヒントになるものもありました。発表を参考にさせてもらい、ぜひ商品を作って販売していきたい」と意気込んでいました。
 
発表した森腰琉那さんは「私たちは、外から人を呼び込むのではなく、地域の人が楽しめるプランを作ってみました。私自身、神岡の良さに注目しながら町を歩いたことがなかったので、町の魅力を改めて考え直すという作業は難しかったです。でも、私たちが作ったもので地域に貢献できるのは嬉しいです」と感想を話していました。
 
今回発表したプランは、この日もらったアドバイスを参考にして改善し、2月15日の授業参観の時に、保護者へ向けて発表する予定です。

授業の様子(1)

授業の様子

授業の様子(2)

授業の様子

授業の様子(3)

授業の様子

​​授業の様子(4)

授業の様子

​​授業の様子(5)

授業の様子

​​授業の様子(6)

授業の様子

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授業の様子

授業の様子(10)

授業の様子