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人と水に誘われて決めた移住 ~井関さん~

更新日:2023年3月3日更新印刷ページ表示

「元々ものづくりが好きだった」という貴文さんは高校卒業後、木工の勉強のため高山市へ。その後、木工会社に勤務しましたが、9年前にアルバイトで農業を手伝った時、トマトの生長を見たり、収穫・片付け作業などの一連の過程を面白く感じて新規就農。今年で7年目を迎えました。(2022年3月取材)

移住の決めては「人」と「水」

井関さん

飛騨市への移住を決めたのは、有機農業に取り組む飛騨市在住の仲間と知り合い、仲良くなったのが理由のひとつ。また、住居を探していたところ、たまたま見つかった物件が、今住んでいる河合町稲越の物件だったこともありました。 物件を決めたポイントは「水が良かったこと」。農業や暮らしにおいて、水の大切さを第一に考えておられました。 広葉樹の多い森からもたらされる水は水量も豊富で、上流に人家がないこの地は受ける影響も少ないこと、日当たりがよいことなどの条件にぴったりで、 昨年4月に引っ越してこられました。

自然の中で安心して子育てできそう

井関さん

「子どもを外で自由に遊ばせたかった」とおっしゃるのは妻の美穂さん。以前住んでいた家の近くは、道路に車の往来が多く、なかなか自由に遊ばせられる環境にはなかったそうです。「今は周囲が自然豊かで、安心して子どもを遊ばせられます」と喜んでおら れます。「アカベロや虫など生き物をつかまえて遊んだり、かまくらを作ったり、子どもにも良い経験になっているのでは」と目を細めておられました。 美しい紅葉や雪景色を間近に見られるのもお気に入りだそうです。

コロナ後の交流を期待

井関さん

「周囲の方々が良い人で、ありがたい。子どもが一緒に移住してきたことも喜んでくださいます」と貴文さん。今は 雪で閉ざされ、またコロナ禍で祭りや寄り合いがなく、近所の方と交流する機会が少ないのが残念とのこと。それでも、市長や市職員との距離感が近いのも魅力の一つと話してみえました。

循環型の暮らしを実践したい

井関さん

「ここは集落の奥にあたるので、ここに人が来るようになれば、地域全体が 活気づくようになるのでは」。ご夫妻は、水や太陽、自然エネルギー、木や土など森の地域資源を有効に活用、循環させる試みをしたいと考えておられます。 循環型の農業、暮らしを実践し、その取り組みを見学してもらったり、農業体験やワークショップを行う目標を持ってみえます。「今年はピザ窯をつく り、自分で収穫した作物をトッピング したピザを焼くワークショップを始めたい」と貴文さん。「これから良い意味で、この土地に良い根を張っていきたい」と話してみえました。

井関農園ホームページ<外部リンク>

井関さん