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3人で林業の会社を設立 ~藤田さん~

更新日:2022年12月12日更新印刷ページ表示

飛騨市はメローな感じでいいな、って。

2014年1月には会社を立ち上げました

作業の合間に明るく取材に応じてくれた藤田さん

作業の合間に明るく取材に応じてくれた藤田さん

作業の合間に明るく取材に応じてくれた藤田さん

作業の合間に明るく取材に応じてくれた藤田さん

藤田憲一郎さん(は奥様と二人暮らし。高校卒業後、銀行に入行したが4年で退職し、林業に転職。民間林業会社、森林組合、一人親方等を経て2014年1月に仲間三人と山林施業会社(株)バルステクノロジーを設立。飛騨市暮らしは10年以上になります。
-飛騨市へ移住されたきっかけは?
飛騨市にある妻の実家が空いたので、移ってきました。元々、飛騨市のほうがメローな感じでいいなと思ってたし。
-メロー・・・mellowですか?
そう。やわらかで美しく、豊かな感じがします。

銀行マンから林業への転職!

飛騨エリアから離れたくなかった理由とは

藤田さんの趣味はスノーボード

藤田さんの趣味はスノーボード
-なぜ銀行を辞められたのですか?
僕は岐阜県多治見市出身で、地元で就職したのですが、2年目に高山支店に転勤になったんです。そこで雪の降る様子に心を打たれ、スノーボードにもはまりました。でも、高山支店勤務3年目に、再度多治見に転勤を言われてしまったんです。会社の命令なので仕方ないですが、どうしてもこの地を離れたくないと思ってしまって。親は大反対しましたが、退職してこの地に残る道を選びました。仕事は場所柄、農業か林業をやるしかないなと思ったんですが、投資が少なく済みそうで体一つでできる林業を選びました。

スノーボード制作が夢

自然を相手にする仕事の危険と楽しさ

危険も伴う仕事だが充実感に満ち溢れているという藤田さん

危険も伴う仕事だが充実感に満ち溢れているという藤田さん

危険も伴う仕事だが充実感に満ち溢れているという藤田さん

-林業の魅力はどういうところですか?
まあ、正直言って蜂や熊の危険もありますが、それよりも、自然を相手にしている楽しさや奥深さのほうが大きいですね。冬が忙しくないのも、スノーボードが趣味の僕には最適です。それに、大きな会社では、なかなか自分の自由にならないしユーザーの顔が見られないですが、会社を作ったことによって、様々な可能性が広がったと思っています。例えば、今は伐採した木を薪やパルプチップにして販売していますが、自分が切った木でスノーボードを制作して直接販売するなんてことも可能ですよね。それが今のところの僕の夢です。

自分の直感を大事にしてほしい

あなたはその土地に染まれますか?

共同で会社を立ち上げた仲間と談笑する藤田さん

自分の直感を大事にしてほしい

自分の直感を大事にしてほしい

共同で会社を立ち上げた仲間と談笑する藤田さん
-これから飛騨市に移住しようと考えている人にアドバイスをお願いできますか?
やっぱり、ゲストハウスなどにしばらく滞在して、現地を体験してみてほしいですね。大変なこともありますから。例えば雪の多さや、都会のようにお店がそろってないとか。地元の人たちとのお付き合いもあります。草刈りや神社の掃除などの行事にも参加しないといけない。そのかわり、皆さん親切なので、野菜やおかずをくれたりしますけどね。その土地に染まれる人なら大丈夫でしょう。そして最後は、自分の夢や直感を信じる。これが大事です。
多くの方々に育てられ、そのおかげで経験やスキルを得て、今の自分がいます。飛騨で育てられたことに対し、自分ができることで恩返ししていきたいと思います。