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良質な「わらび粉」を求めて ~前原さん~

更新日:2022年12月12日更新印刷ページ表示

飛騨でわらび粉を作りながら暮らしたい

「好き」を仕事に。そして生活に。

毎日新しい発見があります!

わらびの製粉作業

群馬県出身で、大学卒業後も群馬で3年ほどサラリーマンをしていた前原融(まえはらとおる)さん、27歳。わらび粉の生産と職人を目指して、岐阜県内の森林文化アカデミーで2年間、林業技術を勉強。2016年に飛騨市内でもかなり奥地の山之村地区に移住。
ーなぜ、わらび粉作りを目指したんですか?
大学時代から、わらび粉には興味があって学んでたんですよ。わらび餅も大好きで。特に飛騨市は最高品質のわらび粉が採れるということで知っていました。でも、生産が途絶えかけているのが現状でしょう?だから、自分がやるしかないな、って。
(2016年6月取材)

頼もしい先輩からの指導

周囲のためにも成功させたい

頼れる先輩と一緒にわらび粉生産にはげむ前原さん

飛騨では最高品質のわらび粉が採れます

ーわらび粉のビジネスは順調にいきそうですか?
飛騨は最高品質のわらび粉が採れる。でも、それだけで1年喰っていけるほど甘くはないこともわかっています。今は、ほうれん草の収穫の手伝いをしたり、今後は、山之村の特産品である寒干し大根作りの作業も手伝う予定です。できることは何でもやって、ここでの農業を学びながら生活してる感じですよ。
ー飛騨で修行中?
まさに修行。でも、移住の先輩方がいろいろ教えてくれて頼もしい限りです。人生の良き先輩、とも言えますね。毎日、成長感がありますよ。こういった方々への恩返しという意味でも、わらび粉の生産と販売、ビジネスとしての成功を実現させたいんです。

周囲の人たちが優しくて楽しい

ここでの苦労は・・・

同時期に移住してきた須藤彩子さんと、仕事後に談笑する前原さん

山之村地区の風景

ー移住してきてからのご苦労などは?
ここに住んでいると、家に車が置いてあると「あ、いるね!」なんて気軽に声を掛けてくださる方もいますし、寂しいことがないんです。自分は料理があまり得意じゃないんですが、皆さん野菜をくれたりして徐々に自炊も上手になってきた(笑)。助かってますね。あとは、苦労ってほどじゃないけど、僕はお酒があまり強くないので、意気込んで飲み会に参加すると、いつも潰れて辛い・・・それぐらいかな。
ー飛騨の方々はたくさん飲むそうですよね?
ホントに強いですね(笑)。潰れながらも楽しんでます!

自分のやりたいことを周囲に伝えておくこと

目標があればさみしくはない

わらび粉を持って明るく語る前原さん

ーこれから飛騨市に移住しようと考えている人にアドバイスをお願いできますか??
僕は考えてから行動に移すのが少し遅かった。みなさんは、まず早めに体験をしてみるといいと思います。飛騨は、住んでみれば不便ではない、ということがよくわかるはずです。そしてチャレンジしてください。ダメだったらまた考えればいいんだから。 また自分のやりたいことをハッキリと周囲に伝えておくことは大事ですね。そうすることで的確なアドバイスも、嬉しいサポートももらえるのですから。。

(2016年取材)