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【市長メッセージ】新型コロナウイルス感染症の5類感染症移行に伴う皆さまへのお願い

印刷用ページを表示する掲載日:2023年5月6日更新

 

飛騨市長の都竹です。

3年以上にわたって対応を続けてまいりました新型コロナウイルス感染症が、5月8日から、季節性インフルエンザと同じ「5類感染症」に位置付けられることとなりました。

これによって、法律に基づく様々な対策は基本的には終了となり、感染対策も個人に委ねられるなど、大きな節目を迎えることとなりました。

これは現在の新型コロナウイルス感染症が、社会経済活動に制限を加えなければならないほどの重大な恐れがある状態にはないという政府の判断に基づくものです。

 

そこで、5月8日以降の対応などについて、ポイントを4点お伝えします。

1点目は、感染者の全数調査は行われなくなります。
したがって、飛騨市を含む各市町村及び県全体の感染者数の発表はなくなり、特定の医療機関におけるサンプル調査の結果が週1回公表されるようになります。

2点目は、濃厚接触者の特定がなくなります。
このため、感染者と同居されていたり、接点があったとしても、濃厚接触者としての外出自粛も求められなくなります。

3点目は、飲食やイベント時における人数制限や時間制限、事前検査の実施などの制限がなくなります。

4点目は、基本的な感染対策は、個人や事業所の判断に委ねられることとなります。
ウイルス自体がなくなったわけではありませんので、マスクの着用、手洗い、換気、3密の回避といった基本的な感染防止対策は有効とされ、特に重症リスクの高い高齢者の皆さんや基礎疾患等をもっておられる方は、換気の悪い場所や混雑した場所を避けるなどの対策を自ら行っていただくこととなります。

 

こうした取扱いの変更に伴って、発熱の症状が見られたりした場合は、個人で対応いただくこととなりますが、その対応について、2点お知らせいたします。

1点目は、医療機関の受診です。
発熱などの症状がみられたら、これまでと同様、事前に医療機関に電話連絡の上、医療機関の指示に従って受診してください。また、その際は原則マスクの着用をお願いします。

2点目は、陽性と判定された際の自宅療養の目安です。
医療機関において入院の必要がないと診断された方は自宅などでの療養となりますが、その際には、発症日の翌日から数えて5日間、かつ、5日目に症状がある場合は軽快して24時間が経過するまで、外出を控えることが推奨されています。
また、10日間が経過するまでは、マスクの着用やハイリスク者との接触を控えるほか、同居のご家族がみえれば、部屋を分け、感染されたご家族のお世話はできるだけ限られた方で行うなどの配慮をお願いします。

 

最後に、感染拡大やハイリスク者への感染を防ぐためにも、可能な方はワクチン接種をお願いいたします。
今年度も、全ての方が自己負担なしでワクチンが接種できます。高齢者や基礎疾患を有する方などは春と秋の2回、それ以外の方は秋に1回接種を予定しています。希望された方には接種予定日を記した案内ハガキを順次郵送しますので、お手元に届くまでお待ちください。

 

私からお伝えする内容は以上ですが、もしご心配・ご不明な点がありましたらお気軽に飛騨市役所までお問い合わせください。

 

約3年という長い間、市民の皆さんには、未知の感染症という前例のない不安の中で、様々な制約を受け、大変辛く、苦しい思いをされてきたと思います。市でも必死に対応にあたってきましたが、十分でなかったこともあったかもしれません。

しかし、なんとかこの難局の節目を迎えることができましたのも、市民の皆さんの温かいご理解とご協力のおかげです。深く感謝を申し上げます。

ウイルス自体はなくなったわけではありませんし、一定の周期で流行の波も来るだろうと思われます。
今後も感染対策にはそれぞれ気を付けていただきつつ、これまで止まっていた様々な活動を再開させ、皆さんと共に飛騨市を前進させてまいりたいと考えております。

今後とも皆さんのご理解とご協力をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。

 

令和5年5月6日

飛騨市長 都竹 淳也